性善説

私たちは、
クライアントに対しては必ず
「性善説」
を前提にしてカウンセリングを行います。
それでないと「信頼関係」は生まれてきません。
たとえ「うそ」があっても、
それは「こころの傷」が言わせているとして捉えます。
もともと「性悪」の人間など、居ないと思います。
生活環境の中で、
生きていくために、
傷付かないようにするために
身につけてしまった
「性格」と言ってもいいかもしれません。

 
悩みを抱えて来られる生徒さん達は、
特に「性善」です。

真面目故に、
傷つき、
裏切られ、
苦しみ、
悲しみ、
悩みます。

「相手を傷付ける位ならば、
自分が傷つく方がいい。」と思うぐらいの人たちです。

優しすぎる位です。
優しさ故に、傷つき易いのです。

少しぐらい、自分の為にわがままを言っていいいのですが?
難しいのが現実です。
いっぱい裏切られ、
騙され、
傷ついています。
傷ついても、傷ついても、
相手に嫌われないように
「いい人」を演じ続けます。
とても悲しいことです。

しかしながら、
これだけ傷つき苦しんでいる人が、
本人も気づいていなところで、
人を裏切り、
傷つけている事に、気づいていない時があります。

以前にも書き込みましたが、
「自分にとって、怖い人、ひけめを感じる人、委縮する人」には、
一生懸命嫌われないように尽くします。
約束事にも一生懸命守ります。
自分の事を犠牲にしてでも!
傍目から見ても、大変なぐらいに!

ところが
「自分にとって優しい人、
許してくれる人、
かばってくれる人、
守ってくれる人」には、
わがままです。
約束も平気で破ります。

「許してくれる」と、甘えています。

「仏の顔も二度三度」です。
初めは許してくれて、大目に見てくれても、
優しい人も人間です。
裏切られれば傷つきます。
傷つきたくないので、
その人の事を信用しなくなります。
そして相手にしなくなります。

私たちは、知らない間に「敵」を作り出しています。


もともと人は「善人」です。
約束を破るから、
「ルール」が必要になります。
「ルール」があるから、
生き辛くなります。
この悪循環を断ち切りませんか!
信用してくれる人を「裏切らない」!
実行しましょう!